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マーズワン 火星移住への道

応募者総数 20万2586名 => 一次選考通過 1058名 => メディカルチェック通過 705名 => 660名 二次選考通過 100名 => 三次選考へ

Header image: Courtesy of Bryan Versteeg and Mars One www.mars-one.com. All rights reserved.

マーズワン選考プロセスについて ドクタークラフト氏が回答する!

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 Astronaut Selection Process Q&A with Dr. Norbert Kraft

マーズワン候補者選考プロセスについて

- ノルバート・クラフト博士が皆さんの質問に答える -

by Natasha Schön on Wednesday, 9th September 2015 in Expert Opinions

2015年2月16日、次の最終選考へ進むマーズワン100人の候補者が発表された。 この発表で、誰が火星への最初の人類になるのかと世界中が注目した。 また選考プロセスが皆の興味を引き、さまざまな質問が寄せられた。 それらの質問に対して、マーズワンチーフメディカルオフィサーのノルバート・クラフト博士が回答する。 

 

Mars100の候補者についてのプレスリリース

www.youtube.com

 

  

質問:

”NASAの宇宙飛行士は、体力的にも心理的にも厳しい審査を通らなくてはならないということは知られていますが、マーズワンの審査基準も同様に厳しいのでしょうか?” (Stephan M Grima さん)

 ドクタークラフト博士の回答:

”マーズワンとNASAは異なる目的を持っているため、お互いに異なる評価基準を持つことになる。 また状況によっては、マーズワンの方が厳しい基準を持つことになる。 例えば、マーズワンの候補者は、火星で必要になるすべての専門性についての知識、医歯学、工学、地質学、生物学、植物学、毒物学、などについて幅広い知識を有することになるだろう。 結局は、マーズワンの候補者は、マーズワンのプロジェクトにとって適性かもしれないが、NASAには適しないということだ。 

  

 質問:

”どのような心理的な試験を候補者は通過しなくてはならないのでしょうか? 私が想像するに、このようなミッションは、健康で確固たる意志をもった人を必要とするのではないでしょうか?” (Alex G Orphanosさん)

 回答:

スペースミッションにおいて、宇宙飛行士として成功に一番必要とされる人格的な特徴は、感情と心理面においての安定である。 それは、個人的な決意と動機付けに支えられる。 火星へのミッションは、その基盤の上に築かれなければならない。 火星へ到着した後は、地球へ戻る方法はないのだ。 火星が彼らのホームなるのだ。 従って、確固とした深い目的意識が、個々の宇宙飛行士の心理的な安定を保ち、共通の未来へ向かってともに働くよう集中できるのだ。

マーズワンは、候補者の内省 (self-refrection)する 能力を十分すぎるほど強調しなくてはならない。 この基本的な能力なしでは、潜在的に持っている5つの特徴、不屈の精神 (resiliency)、適応能力(adaptability), 好奇心(curiocity), 信頼する力(ability to trust), 創造性/リソースフルネス(creativity/resource-fulness) をフルに活用できないからだ。

マーズワンは、候補者が特定の課題を行う際に要件を満たしているかどうかを観察し、評価していく。

 

質問:

”宇宙飛行士が頭がおかしくならないようにどのような方法をとるのでしょうか?” 

(Richard Lastさんより)

 回答:

”訓練中の候補者は、毎年医学検査を受ける。それには精神分析も含まれている。

 

 質問:

”子供を生むことは許されるのでしょうか?” (Jessica Stoneさん)

回答:

マーズワンは、最初のグループの移住者たちに子供をつくらないようにと助言する。まず、当初の火星で生活は、子供にとって適した環境ではないだろう。 また、軽減された重力環境(地球の38%)が、胎児へのどのような影響を与えるのかはっきりわかっていない。 一方で、マーズワンとして、本当の意味での火星移住は子孫を残すことも必要だと認識している。 従って、これは重要な研究テーマの一つである。 

最終的には、候補者が状況を考慮し正しい判断をすることになる。

 

質問:

 ”ドクタークラフト博士、あなた自身が参加した閉鎖環境実験で、プライバシー/プライベートスペースが無いことについて、あなたや他の参加メンバーに特に問題はなかったですか? また、このようなプライバシーの欠如に対してなにかよい対処方法はありますか?” (Lucie Ferstováさんからの質問)

回答:

私個人としては、プライバシーの欠如についてはなんの問題もなかった。 しかし他の何人かの参加者は多少問題があったようだ。 これらの参加者は、対人関係で問題があり、それらが殴りあいの喧嘩、また性的嫌がらせに発展した。 結果的に、参加者一名が予定よりも前に実験から離脱してしまった。 

火星へのミッションでは、あなた方はプライバシーの欠如に対応しなくてはならない。 従って、プライバシーの欠如が問題だと思われる方たちにとっては、火星へのミッションは良い選択だとはいえない。 例えば、あなたが飛ぶことに恐怖を感じるのであれば、パイロットになるべきではない。

 

質問:

”最終選考プロセスの後、いつどの時点で候補者たちはフルタイムの訓練に入るのでしょうか?  言い換えれば、今の仕事をいつ辞めればいいのでしょうか?”

(Joel Hâland, David Halliganさん)

回答:

4次選考プロセスの後、選ばれた24人がフルタイムの訓練に入る機会がオファーされる。 火星へ飛び立つ直前まで、各候補者に対してフルタイムの訓練と審査が続けられる。 100人の候補者から24人をどのように選考するのかについては、"Screening from 100 to 24" を読んでほしい。

 

質問:

”660人のリストから100人にカットしたのは、かなり思い切った選考だと思いました。なぜ、100人にしたんですか?” (Vastitas Borealisさん

回答:

660人から100人に選考したのは、かなり極端だともいえるし、他の人にとってはそうではないともいえる。 100人という数字は、これから行われる次の選考プロセス、すなわちグループで課題にチャレンジする選考プロセスにとってはよい人数だ。

 

質問:

”すでに行われた二次選考審査での、3つの評価基準を教えてください”

(Jacqueline E K Pooleさん)

回答:

3つの評価基準は、ミッションのリスクと危険性を理解しているかどうか、チームスピリットをもっているかどうか、火星へ行く正しい動機付けをもっているかどうかだ。 正しい動機付け無しには、火星で生きるための知識は学べない。地球との通信は、途切れ、常に遅れるからだ。 チームワークとチームスピリットは火星で生きるため、ミッションを成功に導くためのカギだ。 もし候補者の動機付けが正しくない場合、他のメンバーと同じように実行できないだろうし、チームメンバーを危険にさらす恐れがあるだろう。

 

質問:

”100人を選んだ面接のなかで、一番効果的な質問はどれでしたか? a) 技術的な質問 b) 心理的な質問?” (Ramin Azarさん

回答:

大まかにいうと、大部分の候補者は、知識(勉強)不足のために選考からはずれた。 しかしながら、技術的、心理的質問の両方は同じくらいに重要であり、今後の審査も両面から継続することになる。 技術的質問が意味するのは、候補者がどれくらいこのミッションのリスクと危険性を理解しているのかを探るためである。 一方で、心理的質問はチームスピリットを理解しているかどうか審査するためのものだ。

 

質問:

”ラウンド2の候補者面接では、ある特定の数字を覚えているかどうか問われました。 数字を覚えているかどうかにどういう意味があるのでしょうか?  また、候補者の忍耐力や他者への柔軟性などはどれくらい重要でしょうか?  このようは気質は簡単にわかるものでしょうか?” (Will Robbinsさん

回答:

数字を覚えるという行為は、候補者の学習能力及び重要な学習する意欲をあらわすものである。 知識の質問は、このミッションのリスクと危険性をどれくらい理解しているかを示す。 もし、候補者がどれくらい放射能の影響を受けるか、どれくらい放射能に対する防御が必要か、どれくらいの量の水と酸素が備蓄されているのかなどを知らなければ、ミッションのリスクと危険性について理解することも準備することもできないだろう。

マーズワンは候補者に対して、 事前に与えた内容について勉強するように伝えた。 もし候補者が与えられた学習資料の一部分しか学んでいないとしたら、彼らのチームメイトを危険にさらすことになるだろう。 例えば、ある候補者が麻酔薬を投与する必要があるとする。 しかし、この候補者は、適性の量を知らずに誤った量をチームメイトに与えることは、非常に致命的である。 NASAを例に言うと、候補者が手順とプロトコルに従うことができるかどうか、繊細な機器を注意深く取り扱うことができるかどうかを見極めるために、宇宙飛行士候補者に1000時間の飛行訓練を課する。 パイロットとして、飛行スピードと高度を知る必要がある。 

チームスピリットは、学習能力、ミッションの知識と同様に重要だ。 両方とも重要であり、候補者は継続して証明していかなければならない。

 

さらに詳しく知りたい方は、以下のビデオをご参照ください。:

 

(注*上記は、読者の皆さまの利便性を考慮し、私個人が日本語翻訳いたしました。マーズワン財団が承認したものではありません。 翻訳の内容に疑問をもたれる方は、以下原文をご参照いただければ幸いです。もし翻訳に誤りなどがございましたら、コメント欄にてご指摘くださいませ。 ご協力ありがとうございます。

The story above is the Japanese translation of  the story below.  It has been prepared for the convenience of Japanese language readers.   It is "not" the official translation approved by Mars One.   If you have any questions about the translation,  please refer to the original English page. 

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