マーズワン 火星移住への道

応募者総数 20万2586名 => 一次選考通過 1058名 => メディカルチェック通過 705名 => 660名 二次選考通過 100名 => 三次選考へ

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本:須藤靖『不自然な宇宙』- 宇宙はひとつだけなのか?-

 

須藤靖『不自然な宇宙』という本を読んだ。

やっと自分の住んでいる世界が見えてきたようなスッキリした読後感。 哲学書に近い雰囲気。 

今までバラバラに読んでいた宇宙関連理論を、それぞれがどのように関連しているのかを図を使って丁寧に説明してくれる。 多世界解釈、マルチバース、量子論、ビッグバン、人間原理、などわかったようなわからないような理論のそれぞれがどのように関係しているのかがすっきりした。 

これからそれぞれの理論についての本を読むとさらに面白く感じると思う。 一般読者にわかりやすく説明してくれる科学者の方がいるのは本当に有り難いです。

 

                                              

SpaceX 民間企業で初めてISSへ宇宙飛行士を送る

スペースX社のドラゴン宇宙船が、”アポロ11号”が月へ向かった時と同じケネディー宇宙センターの39A 発射台から飛び立った。 アメリカにとってはスペースシャトルを失ってから9年ぶりの有人宇宙飛行だ。 宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)へ行くにはソユーズロケットに頼りっぱなしだったから  発射後のNASAとの共同記者会見では、「今日の出来事は人類が多惑星種(multi-planetary species)になるための第一歩だ。これが我々の達成したいこと。」、とイーロン・マスクは強調していた。

今日、新しい時代が始まったような感じがする。 私も毎日のヨガ練習で、心身を健康に維持していきたい。

イーロン&すべての関係者の皆様、ありがとう。 

 


Crew Demo-2

 

2年ぶりのメキシコ

マーズワンプロジェクトが少しお休みの間、2年間インドでヨガの勉強をしていた。 心と体がすっかりリフレッシュされ、これで火星移住も長期的に取り組む用意ができる。 メキシコに戻ったら、COVID-19の騒ぎで家に引きこもり、閉鎖空間の実験のような体験ができたのは良いこと。 ヨガができればどこでも住めるのは有り難い。

ユウサクさんイーロンありがとう!- DearMoon Project -

日本を離れてだいぶだつので、最初この方がどういう方なのか全く知りませんでした(すみません)。 記者会見ビデオをみて久しぶりにワクワクしました。 

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BFR(ビッグ・ファルコン・ロケットの略)の最初の全席(6~8席)を買い取った太っ腹の日本の実業家がいたなんて、驚きました。 前澤(エムジー)さん(ご本人はMZと呼んでくれといってます)は気に入ったアーティストに月旅行の招待状を送り、一緒に月へ行くのだと。アーティスト達は、月旅行を通して得られたインスピレーションで作品を創作することを期待されています。 

 

イーロンによるとBFRの月旅行にかかる開発コストは、50億ドル前後(日本円5000億円、1㌦=100円換算)。エムジーさんは「かなりの規模の開発コストを前払いしてくれたおかげで、BFRの開発を進められる」と、イーロンはコメントしています。また、「BFRは100席のキャパシティーがあるが、最初なので少ない人数の旅行者で行く」。「成功するかどうかわからないプロジェクトなのに、決断してくれたエムジーは、真にアドベンチャー精神のある方」と、イーロンは言ってます。

 

このBFRは火星移住に使われるロケットなので、今後このプロジェクトの行方には目が離せません。

 

アーティストの皆さん心の準備はいいですか。(宇宙食に和食が食べたい場合は、私を同行させてくださいね)

 

初の宇宙規模のアートプロジェクトが始まります。

 

 

人類が多惑星種になるために

今年9月25日~29日にオーストラリアのアデレードで行われた国際宇宙会議でイーロンマスクが昨年に引き続き火星移住についてスピーチをした。 

 

"Becoming a Multiplanet Species"と題して、彼の今後のロケット開発の予定を披露。SpaceXの新ロケットを利用した月、火星、地球の大陸間交通システムを構築する革新的な方法を説明している。

 

スピーチの中盤25分頃、SpaceXのロケットの搭載能力とコストを他の国々のロケットと比較してグラフにしている。これだけの差がでれば、誰でもSpaceXのような民間のロケット会社に頼みたくなるのではないか。

 

月関連は32分頃、火星については33分頃、地球の大陸間交通システムについては40分頃から詳しく説明している。 2030~40年頃自分はどこにいるのだろうかと想像している方は見たほうがいいかも。

 

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マーズワンCEO バス・ランスドープ氏へのインタビュー

めったにないバスさんへの30分の長いインタビュー。

質問者にひとつひとつ丁寧に答えているので、お時間に余裕のある方は最初から聴いてみてください。

 25:35頃、”火星移住者にとって一番大きなチャレンジは何ですか?”という質問に対する彼の答えは・・・。 

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本:火星人になるには (Becoming Martian by Josh Richards)

映画「オデッセイ (The Martian)」を見て、マット・デイモンのように火星に行きたいと夢を抱いた方々がたくさんいるかもしれない。 でもこの本 ”Becoming Martian" は、火星に移住する最初の人類になるということはどういうことか、厳しい現実を突きつける。 著者のユーモアのセンスのおかげで、重い内容も笑いながら読み進めていくことができるけれど、内容は現実に笑えるようなことではない。 多くの人々が有人宇宙探査のプロジェクトで命を失い、それでも人類は宇宙に向かう。 人類が火星に移住するために、様々なチャレンジが待っている。 体、心、精神、それぞれのチャレンジを誰にでもわかるように、著者独特のユーモアで面白く説明してくれる。 大人にならないとわからないようなユーモアも多少混じっているけれど、ぜひ子供たちに読んでほしい。 人間として生まれてきて、どうしていいかわからない。そんな方にも読んでほしい。

 

                                                 

将来の火星人のために、各学校の図書館に一冊あったらいいな。 

著者のジョシュ・リチャーズは、オーストラリアのマーズワンの候補者でもある。