マーズワン 火星移住への道

応募者総数 20万2586名 => 一次選考通過 1058名 => メディカルチェック通過 705名 => 660名 二次選考通過 100名 => 三次選考へ

Header image: Courtesy of Bryan Versteeg and Mars One www.mars-one.com. All rights reserved.

International Mars Society Convention 火星協会の国際大会に行ってきた!

NASAのお膝元のテキサス、ヒューストン近郊で行われた今年の大会は、火星協会会長ズブリン博士の強い意気込みが感じられた。

f:id:etsuko4mars:20140807125712j:plain写真左:ズブリン博士

 

4日間かけて、いろんな火星関連分野の専門家、市民研究家が来て火星をテーマにした発表が行われる。

ロケット技術の最先端の研究から、火星探査についての哲学・社会的研究、火星シミュレーション研究、火星殖民の方法、芸術など多岐にわたり横断的に発表がある。

 

なかでも、飛んでるなぁ~(良い意味で)と思ったのが、前衛アーティスト&ミュージシャンのDan Wilcox ダン・ウィルコックスさんの ”Robot Cowboy - Onward to Mars - (ロボットカーボーイ - 火星へ-)" というパフォーマンスの発表だ。 実際のパフォーマンスはすでに2月にピッツバーグの劇場で行われていて、彼の裏話的な話が聞けた。

Photo credit: www.robotcowboy.com

写真下:ロボットカーボーイ

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http://www.robotcowboy.com/

https://www.youtube.com/watch?v=P5jE2V5i718&index=2&list=PLFDAFB17FB40E81

 

あともうひとつ、マーズコイン(MRS)の創設者、Lennart Lopinさん。 彼もマーズワン候補者705人のうちの一人だ。 ビットコインを基にした暗号通貨のマーズコインを今年の初めにつくり、火星殖民が始まったらすぐ使えるように準備をしたという。2024年までは、地球上で発掘・流通させる。 その後は、コピーされたネットワークを火星へもって行き、2024年以降火星の植民が始まったら、火星で流通させる。 地球上で所有しているマーズコインは、Key(鍵)を火星に住んでいる人々に送ることによって火星へ送金できる。

マーズコインのウェブページ http://www.marscoin.org/ 

写真下:Lennart Lopinさん マーズコインの創設者

 

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もうひとつ、

デニス・チトー氏率いるインスピレーションマーズ財団が、2021年に金星と火星を通過飛行して580日間で地球に戻ってくる Venus-Mars-Flyby計画を発表した。アメリカの運輸局も許可を出しそうだ。 その計画について、世界の大学生からデザインを募集して、なんと日本の慶応大学とパデュー大学の国際混合チームが優勝した。

おめでとう!

 

4日間、たっぷり火星関連の勉強ができてとても充実した時間が過ごせた。