International Mars Society Convention 火星協会の国際大会に行ってきた!
NASAのお膝元のテキサス、ヒューストン近郊で行われた今年の大会は、火星協会会長ズブリン博士の強い意気込みが感じられた。
写真左:ズブリン博士
4日間かけて、いろんな火星関連分野の専門家、市民研究家が来て火星をテーマにした発表が行われる。
ロケット技術の最先端の研究から、火星探査についての哲学・社会的研究、火星シミュレーション研究、火星殖民の方法、芸術など多岐にわたり横断的に発表がある。
なかでも、飛んでるなぁ~(良い意味で)と思ったのが、前衛アーティスト&ミュージシャンのDan Wilcox ダン・ウィルコックスさんの ”Robot Cowboy - Onward to Mars - (ロボットカーボーイ - 火星へ-)" というパフォーマンスの発表だ。 実際のパフォーマンスはすでに2月にピッツバーグの劇場で行われていて、彼の裏話的な話が聞けた。
Photo credit: www.robotcowboy.com
写真下:ロボットカーボーイ
https://www.youtube.com/watch?v=P5jE2V5i718&index=2&list=PLFDAFB17FB40E81
あともうひとつ、マーズコイン(MRS)の創設者、Lennart Lopinさん。 彼もマーズワン候補者705人のうちの一人だ。 ビットコインを基にした暗号通貨のマーズコインを今年の初めにつくり、火星殖民が始まったらすぐ使えるように準備をしたという。2024年までは、地球上で発掘・流通させる。 その後は、コピーされたネットワークを火星へもって行き、2024年以降火星の植民が始まったら、火星で流通させる。 地球上で所有しているマーズコインは、Key(鍵)を火星に住んでいる人々に送ることによって火星へ送金できる。
マーズコインのウェブページ http://www.marscoin.org/
写真下:Lennart Lopinさん マーズコインの創設者
もうひとつ、
デニス・チトー氏率いるインスピレーションマーズ財団が、2021年に金星と火星を通過飛行して580日間で地球に戻ってくる Venus-Mars-Flyby計画を発表した。アメリカの運輸局も許可を出しそうだ。 その計画について、世界の大学生からデザインを募集して、なんと日本の慶応大学とパデュー大学の国際混合チームが優勝した。
おめでとう!
4日間、たっぷり火星関連の勉強ができてとても充実した時間が過ごせた。