マーズワンイベント in スイス
3月1日(土)スイスのウィンタートゥール( Wintertur, Swizerland)にある科学博物館で行われたマーズワンのミィーティングに行ってきました。
(写真 Photo credit:Heinz Dossegger http://www.fotofreak.ch/)
マーズワン創設者 Bas Lansdorp氏
3月1日はマーズワンを創設してちょうど3周年記念にあたるそうです。
今後のスケジュールを説明するバースさん。
2015年 クルー24人の訓練開始
2018年 デモミッション&通信用の衛星を火星に向けて打ち上げ
2020年 高性能探査機(ローバー)の打ち上げ
2022年 貨物用ロケット打ち上げ
2023年 クルー用居住棟の設置(40°~45°N Utopia Planitia 付近)
2024年 火星に向けてクルー1出発
2025年 火星にクルー1到達
チーフ・メディカル・ドクター Dr. Norbert Kraft氏
ドクタークラフト氏は、 19年間、米国のNASA、ロシア、日本のJAXAなどで宇宙飛行士の行動研究や選考にかかわりあってきました。
Dr. Kraft氏へチーム構成について質問がありました。チーム(4人)には、必ず男女2人ずつ、国際的な多様性を持たせる。同じ国から複数人は入らない。2015年には、24人の候補者を選び、6チームを訓練し、最終的に一番準備ができているチームを火星に送る。どのチームにするかは、2024年の打ち上げ直前まで決めないそうです。
候補者審査委員会 Dr. James Kass氏
Dr. Kass氏は、米国、ヨーロッパ、ロシア、中東、アジア地域で宇宙飛行士の訓練や地上サポートクルーの指導などの実績があります。
米国の第一次審査通過の一人 元アポロ計画テストパイロット Ken Johnston氏
ケン・ジョンストンさんは、アポロ計画でテストパイロットとしてかかわりあっていました。 ”当時、自分も宇宙にいくために準備してきた。しかし、NASAが幾度か応募要件を変更してきたので、今まで行く機会がなかった。”
第一次審査を通過した候補者、将来応募しようと考えている方などヨーロッパ全土、アメリカ、南アフリカ、メキシコから約100人近く来ていました。
同じ志を持った方たちと、思いっきり気兼ねなく話ができたのが一番の収穫でした。
ロシアのTV局の報道:
http://www.tvc.ru/news/show/id/32907#video
ベルギーのTV局の報道:
http://www.rtbf.be/video/detail_aller-simple-pour-mars?id=1899428