SpaceX社 ファルコン9の打ち上げロケットが地上に着陸成功! ロケットの再利用へ
通常、切り離された第一段の打ち上げロケットは、使い捨てにされている。
でも、イーロン・マスク率いるスペースX社のファルコン9の切り離された第一段の打ち上げロケットが地上に戻り、着陸成功した。 これがどれくらい大変なことかというと、 鉛筆をエンパイア・ステートビルの上空を通過するように投げて、地上に置いてある靴の箱の上に鉛筆を立てる、ような感じだそうだ。
この成功の意味するところは、とても大きい。 まずロケットの打ち上げコストが10分の一に下がるという。 さらに長期的には、ロケット発射のコストが下がることによって、宇宙旅行が一般的になり、火星移住もさらに現実的になるだろう。 イーロン・マスクは日頃から火星へ1万人規模の移民を送り込みたいといっている。 有人飛行用のロケットは、ファルコンヘビーというタイプ(ファルコン9のブースター3本)だが、今回の打ち上げが成功したことにより、開発にも勢いがついてほしい。 次に楽しみなのは、この帰ってきた打ち上げロケットが実際に再利用できるかどうかだ。 がんばれSpaceX!
お時間のある方は、以下のビデオを見てほしい。 2015年を締めくくるにふさわしい、久しぶりにわくわくするニュースだ。 ありがとう、SpaceX!
32分26秒あたりから、戻ってきたロケットが着陸する瞬間が見られます。