宇宙に行く前に地球でどんな生活をしますか?
マーズワンの他の候補者に薦められて読んでいる本。
カナダ人で最初の宇宙飛行士になったクリス・ハドフィールド氏著の "An Astronaut's Guide to Life on Earth" を読んでいるところだ。
まず最初に、彼がカナダ人初の宇宙飛行士になるまでの話が描かれている。 9歳の時にアポロの月面着陸をテレビで見てから、一途に宇宙飛行士になるため、大学ではエンジニアリングを勉強し、戦闘機のパイロットになり、NASAにたどり着くまで、宇宙飛行士になるために一直線できたスーパーマンのような人。
このような方の話を読むと、いろいろな寄り道をしてきたこんな私が火星に行ってもいいでしょうか、という気持ちになる。
マーズワン100名の候補者の中には、軍関係、テストパイロットもいるし、科学者もたくさん含まれてはいるが、一直線に宇宙飛行士になるためとか、火星に行くためとかで人生設計をしてきた人が少ないような印象を受ける。 かなりいろいろな経験、”寄り道”をしてきた人が多い。 これが何を意味するのかは、マーズワン候補者選考委員長のドクター・クラフト氏しか知らない。
クリス・ハドフィールド氏は、ちなみにギターも歌も上手でお茶目。これが超有名なデビッド・ボウイの "Space Oddity" をISSで歌った時のビデオ。 エンターティナーとしても一流。 この方はほんとにスーパーマンだ。