マーズワン 火星移住への道

応募者総数 20万2586名 => 一次選考通過 1058名 => メディカルチェック通過 705名 => 660名 二次選考通過 100名 => 三次選考へ

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マーズワンイベント in スイス

 

3月1日(土)スイスのウィンタートゥール( Wintertur, Swizerland)にある科学博物館で行われたマーズワンのミィーティングに行ってきました。

(写真 Photo credit:Heinz Dossegger http://www.fotofreak.ch/

マーズワン創設者 Bas Lansdorp氏

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3月1日はマーズワンを創設してちょうど3周年記念にあたるそうです。

今後のスケジュールを説明するバースさん。

2015年 クルー24人の訓練開始

2018年 デモミッション&通信用の衛星を火星に向けて打ち上げ

2020年 高性能探査機(ローバー)の打ち上げ

2022年 貨物用ロケット打ち上げ

2023年 クルー用居住棟の設置(40°~45°N Utopia Planitia 付近)

2024年 火星に向けてクルー1出発

2025年 火星にクルー1到達

 

チーフ・メディカル・ドクター Dr. Norbert Kraft氏

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ドクタークラフト氏は、 19年間、米国のNASA、ロシア、日本のJAXAなどで宇宙飛行士の行動研究や選考にかかわりあってきました。

Dr. Kraft氏へチーム構成について質問がありました。チーム(4人)には、必ず男女2人ずつ、国際的な多様性を持たせる。同じ国から複数人は入らない。2015年には、24人の候補者を選び、6チームを訓練し、最終的に一番準備ができているチームを火星に送る。どのチームにするかは、2024年の打ち上げ直前まで決めないそうです。

 

候補者審査委員会 Dr. James Kass氏

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 Dr. Kass氏は、米国、ヨーロッパ、ロシア、中東、アジア地域で宇宙飛行士の訓練や地上サポートクルーの指導などの実績があります。

 

米国の第一次審査通過の一人 元アポロ計画テストパイロット Ken Johnston氏

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 ケン・ジョンストンさんは、アポロ計画でテストパイロットとしてかかわりあっていました。 ”当時、自分も宇宙にいくために準備してきた。しかし、NASAが幾度か応募要件を変更してきたので、今まで行く機会がなかった。”

 

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第一次審査を通過した候補者、将来応募しようと考えている方などヨーロッパ全土、アメリカ、南アフリカ、メキシコから約100人近く来ていました。

 同じ志を持った方たちと、思いっきり気兼ねなく話ができたのが一番の収穫でした。

 

ロシアのTV局の報道: 

http://www.tvc.ru/news/show/id/32907#video

ベルギーのTV局の報道:

http://www.rtbf.be/video/detail_aller-simple-pour-mars?id=1899428